ギフテッドの集い

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ポスト民主主義、ポスト資本主義

こんにちは、やすくんです。


社会問題に向き合う際、多くの場合、民主主義と資本主義について考えなければいけないことがあります。今日も色々と考えていたのですが、ふと、「民主主義と資本主義の後にはどんな主義になるのかな?」と言う疑問が湧きました。


民主主義は政治上のものであり、資本主義は経済上のものであるのは、現代人であれば誰でも知っていることですよね。しかし、どちらもその歴史はあまり長くありません。現在、民主主義と資本主義で成り立っている国でも、つい数百年も遡れば、これらの主義は存在していなかったのです。もっと遡れば、政治や資本なんてものすら存在しなかった時代もあるのです。


それでは政治は今までどのような形態をとってきたのでしょう?人がまだ狩猟採集を生活の主としていた頃はおそらく、政治と言ってもとても小規模なグループ内でのものだったのでしょうね。それが農耕時代になると前時代よりグループも大きくなり、村や町、地方、国などにまとまり始め、それに合わせて、長や貴族、王などの政治的なリーダーが存在し始めました。更に産業の時代が訪れ、グループは更に大きくなり、王や政治の執行者(大臣、役人など)が大規模な国土を支配するようになりました。そして民主主義の現代になり、民衆に選ばれた政治家によって政治が執り行われるようになりました。ここで気が付いたことは、長い目で見た時、政治の形態は中央集権化が進んで行っていると言う事です。どんな風に主義が変わっていっても、権力はより限定された箇所へ集まっていっている流れが見えます。


実は経済の形態も同様です。狩猟採集時代の初期には経済なんてものは存在しなかったでしょうが、そのうち、物々交換が始まると原始的な経済が形成されたと思います。しかしこの頃はまだ、通貨やビジネスなんて概念は存在しませんでした。ところが、原始的な通貨(貝や貴金属など)が生まれ、経済の形態が変化します。(ちなみに初期の銀行とは、人から預かっている銀を別の人に貸して利息を取ったところから、「銀行」と名前が付いたとか)中世では銀貨や金貨が使用されていましたよね。そして資本主義の現代になり、金の代わりに硬貨や紙幣を使用するようになりました。そして何が起きたかと言うと、世界の上位1%の人達が世界の4割の資産を所有しているという状態が生まれたのです。経済の政界でも、どんな風に主義が変わっていっても、資産はより限定された箇所へ集まっていっている流れが見えます。


これらの事を踏まえると、ポスト民主主義・ポスト資本主義の世界では、その主義名がなんであれ、更に大きな政治的権力と経済的資本が、更に限定された箇所に集中していくのではないかと思います。想像してみて下さい。一部のAIやそれが搭載されたロボットが政治と経済をコントロールする世界を。その時、大半の人がこの世界に存在する必要はないかもしれませんね。この世界に残って栄華を極めるのは、そのAIを作った人達だけでしょうか?それとも・・・。


久しぶりにどっぷりと妄想の世界に浸かりました(笑)