ギフテッドの集い

ギフテッドの人達がより良い人生を送るために情報交換をするブログです

実存主義、虚無主義、不条理主義

こんにちは、やすくんです。


こんなサイトを見つけました。



昔から色々なことに頑張って挑戦し、それをその時期毎の自分の人生の目的にしてきました。頑張ったことによって、他人に自慢出来る様な結果も幾つか出してきました。ギフテッドと言う概念にも出会い、自分の可能性に喜びすら持ちました。


しかし数年前から、自分の取り組みに対して「もしかして、そんなに意味ないんじゃないかな?」と疑問を抱くようになってきました。それ以前は大企業に就職したことや、世界一周旅行に出たこと、海外で働いたこと、スポーツや趣味の世界で良い成績をおさめたことを誇りにしていましたが、最近では、「だから何なんだろう?」とさえ思うようになりました。人生において自分のしていることに意味が見いだせなくなってしまったのです。それは、根底に「自分の人生に本質的な意味や目的が見出せない」と言う事象を抱えてしまったからだと思います。


虚無主義の泥沼にどっぷりと浸かり、どうすれば良いのか分からなくなった時に、カミュの「シーシュポスの神話」に出会いました。大きな岩を山の頂に持ち上げるが、その岩は頂から転げ落ち、同じ苦労を重ねて岩を運ぶも、岩はまた転げ落ちる・・・。持ち上げる岩こそ毎回変わるが、自分の人生も(そして、多くの人の人生も)この神話と同じだなと気付かされました。それでもカミュはその不条理を肯定しています。


望もうが望むまいが人はその人生の間、この不条理に向き合っていくのだろうなと思います。悲観的な見方になりますが、向き合うのも楽ではないし、逃げるのもきっと楽ではない。そう思います。


ギフテッドの皆さんはどう思いますか?