ギフテッドの集い

ギフテッドの人達がより良い人生を送るために情報交換をするブログです

気付かないまま大人になったギフテッド

こんにちは、やすくんです。


先日投稿した記事「書籍の紹介:大人のギフテッド」の閲覧数が比較的多かったので、そのことについて考えてみました。


近年になって浸透し始めた「ギフテッド」と言う用語。やすくんが若い頃にはそんなものは聞いたことがなかったです。なので、今既に大人であるギフテッドの人達は、帰国子女でもない限り、ギフテッドの診断なんてものは受けたことが無いでしょう。受けたとしたらIQ測定くらいでしょうか。


本書籍にもあった「異質な知能」の影響で、やすくんの価値観や判断基準、行動、感情、人間関係などは、周囲の大半の人と異なります。少しくらいのズレならば、「なるほど、少し考え方や感じ方が異なるんだな」で収まりますが、大きなズレの場合は、お互いに「???」「全然理解出来ない!」ってなることがありますよね。お互いに異質である事を認知していないと、思わぬ誤解や軋轢を招くこともあります。


気付かないまま大人になったギフテッドは、今だにこう言う事を経験し続けていると思います。理解出来ない、理解されないって、本当に辛い事です。特に、家族や親しい友人、職場の同僚・上司・部下、学校などの先生、お世話になっている人との間に、理解ある人間関係を築けないのは、多くの困難を生じます。


ところが自分がギフテッドであることに気付き、周りの人と異なるタイプの人間だと理解すると、理解出来ない・理解されない事に対する忍耐力が増します。と言うか、諦めがつきます(笑)それはまるで、小さな子供や高齢の老人、日本の事をあまり知らない外国人とお互いを理解し合えない時に似ている感じです。辛さが激減します。理解がままならなくても、笑顔でいられます。最初は毎回とはいかなくても、慣れてくると、「皆、異なる生き物だから」と考えるようになります。(相手はそんな風には考えてくれないかもしれませんが)


本当は理解したいし、理解されたいんですけれどね、でも、困難な事はやはり困難ですね。理解し合う努力は継続すべきですが、無理は求めない。一歩ずつ、一歩ずつ。今はそんな風に考えるようになりました。ギフテッドの皆さんは如何でしょうか?