ギフテッドの集い

ギフテッドの人達がより良い人生を送るために情報交換をするブログです

ノートも取らないし、宿題もしないよ

こんにちは、やすくんです。


今日、ギフテッド関連の研究者の方の論文を読んでいたのですが、「勉強はできるのに、宿題はしない」と言うギフテッドの特徴が記載されていました。これを読んで、自分の学生時代を思い出しました。小学校一年生の時の担任は毎日たくさん宿題を出す人でしたが、私は宿題をしなかったので、度々、教室の後ろに立たされました。私は宿題をしないだけでなく、ノートも全然取りませんでした。一つの学年が終了する頃に私の教科書とノートを見ても、一年前とほとんど一緒の状態(笑)クラスメイト達がノートを取っている姿は、私の目には可笑しく映っていました。


ノートを取らなかった理由は二つあります。一つは、「書く」と言うことが好きでなかったのです。肩は凝るし、手の腱鞘炎になりそうだし、鉛筆の粉で手は汚れるし・・・。もう一つは、労力の無駄を感じたからです。先生が黒板に書く事って、だいたい教科書に書いてあるし、ノートを取ったって復習しないから、取る意味ないし。それに、授業中に一回教科書を読んだら、だいたいの事は憶えた気がします。あっ、もう一つ大事な理由がありました。学校の勉強が好きじゃなかったんです(笑)自分が何を学ぶかは、自分で決めるから、そっとしておいて欲しいですよね。


ギフテッドチルドレンの中には「ある教科はすごく出来るけど、ある教科は全然出来ない」子供がいると思います。それは能力の問題ではなく、モチベーションの問題かもしれません。必要性や興味、きっかけなどがあれば、急に熱心に勉強を始めると言うこともあると思います。私の場合、学生時代には英語に全然興味がなく、英語のテストで落第点を取ったこともありましたが、海外に住んでみたくなって、語学留学先で一生懸命勉強(ノートも取り、宿題もしました(笑))したところ、後に、大学で英語を教えることになりました。別のきっかけで、数学も出来るようになりました。


ギフテッドチルドレンを学校の成績で評価するのは全くの無駄です。ギフテッドは「勉強しろ」と言われたからといって、勉強する人ではありませんから。勉強したい事が見つかったら、放っておいてもずっと勉強しますから。


日本の教育がもう少しギフテッドフレンドリーになったら良いですね。