ギフテッドの集い

ギフテッドの人達がより良い人生を送るために情報交換をするブログです

どのように世界や人生を表現するのか

こんにちは、やすくんです。


今、「この宇宙の片隅で」と言う本を読んでいます。ニューヨークタイムズのベストセラーリストに載った本らしいです。科学と哲学の融合という感じの内容で、なかなか難しいですが、読み甲斐のある内容です。ジャンル別とは言え、アメリカではこんな難しい内容の本がベストセラーになるんですね。正直言って、驚きました。


いきなり本文のお話になりますが、この中で著者は、我々は異なる語彙を用いてこの世界の事象を説明しようとしているのだと述べています。例えば、気体の状態を分子で説明する方法と流体力学で説明する方法。一つの事象を異なる言葉を用いて説明するのです。これを読んで、インスピレーションを受けました。我々は皆、この世界や人生を異なる方法で表現しようとしているのだと。世界や人生における事象Aを、ある人はそれをBと表現し、またある人はCと表現する。これはまるで平面における同じ位置を異なる方法で表す直交座標(縦軸方向と横軸方向の原点からの距離)と極座標(角度と原点からの距離)のようです。


ギフテッドには共通の価値観のようなものがあります。責任感や公正さ、好奇心などなど。そして、ある事象を我々はそう言った価値観を中心に表現します。「あの行動は責任感を欠いていた」とか、「今の税制は公正なのか?」とか、「あの本は私の好奇心をくすぐる」とか。度々、強い感情を込めて。


私は自分の価値観でこの世界や人生を表現したいんだと思います。そして、それを誰かに理解してもらいたい。理解してくれる誰かに出会いたい。そのためにこのブログを始めたんだと思います。この努力が報われる日を楽しみにしています。