ギフテッドの集い

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ギフテッドと農業

こんにちは、やすくんです。


25℃を超える暑い日が増え、畑で農作業が大変になってきました。でも、嬉しいかな、今年はたくさんイチゴがなり、毎日、アリさん達と競うように収穫をしています。(笑)今年はテントウムシさんがとても増え、イチゴの葉っぱの上で休憩する姿や、雑草をつたって歩く姿がとても可愛らしく、その姿に心癒される毎日です。


先日、ネット上でパーマカルチャー(農業を主体とした持続可能な生活スタイル)のビデオをいくつか観ました。その中に、証券会社を辞めてパーマカルチャーを始めた人のビデオがあったのですが、これがとても興味深かったです。何に興味を持ったかと言うと、自分と同じようなコース・理由で農業に辿り着いた人がいるところです。


世の中には農業に従事している人は山ほどいるわけですが、そこに至った経緯や理由が私と同じ人が世の中にどれくらいいるかは定かではないです。例えば、先祖代々農家だったとか、農業自体に興味があったとか、田舎暮らしのついでや生活手段のために始めたとか、まぁ、色々あるわけです。しかし、私やビデオの主人公の方の場合は論理的・哲学的に農業に辿り着きました。


この方もビデオの中でおっしゃっていましたが、論理的に考えて、環境問題の理由から、今の世の中の様な工業中心の社会は持続的でないということに気付き、私は農業を始めました。それまでは、環境団体に寄付したり、呼びかけられた署名活動やデモに参加するくらいしかしたことがなく、何か主体性を欠いていて、それに悩んでいたのですが、農業を始めてからは「これを生活の主体にすれば、環境負荷をゼロにすることも可能だろう」と思えるようになり、地球環境に対する義務を果たすことが出来るのではないかと、嬉しく思うようになりました。(こんな事を真面目に考えて行動したり、こう言うビデオを観て涙を流しているのはギフテッドだけでしょうか?)


農業を始めようと考えたもう一つの理由は、哲学的に「幸せ」や「命」、「人生」の意味を深く考えた結果です。このビデオの中でも主人公の方がおっしゃっていましたが、物質(高級車や高級住宅など)の所有は私たちを幸せにすることはないと。本来は、食糧があり、雨風がしのげる生活が出来れば、それで十分幸せなはず。そして、その生活こそが「命」や「人生」の本質なはず。だから、その生活を実現出来る活動を私は行おうと考えた結果、農業に辿り着きました。


だから、私の農法は他の方達とは異なり、自然農法と呼ばれるものに近いことをしています。他の方はより多く収穫するために「雑草に肥料を吸い取られないように、雑草は抜く」「農作物を他の動物に食べられないようにする」という姿勢で農業に携わられています。一方、私やビデオの主人公の方は「雑草は生やすもの」「他の動物が作物を食べても気にしない」という姿勢です。すべての生き物を含めて自分の幸せであり、命であり、人生なんです。(私が死んだら、私を形成している物質は土になり、植物になり、動物になります。だから、地球上の他の物と切り離すことはナンセンスです)


私の周辺で農作物を育てられている方のうち、自然農法を行われている方は、私も含め、50人中3人くらいです。やっぱり、ギフテッドの割合程度なんですね(笑)