ギフテッドの集い

ギフテッドの人達がより良い人生を送るために情報交換をするブログです

「脱資本主義宣言」を読んで

あけましておめでとうございます、やすくんです。


昨日、鶴見済さんの著書「脱資本主義宣言」を読み終えました。結論ありきな文章が散見され、読み手と議論を展開する(つまり、読み手に主張をより深く理解してもらう)気持ちがあるのかないのか疑問に思うこともありましたが、取り上げられている資本主義の課題自体は大変興味深く、問題意識を植え付けられる形となりました。


本書にて、鶴見さんも私同様、自然農的なことに取り組まれていると知り、論理的に世の中の問題について考えていくと、早かれ遅かれそこに辿り着くのはおそらく必然なんだろうなと感じました。


私は普通に公立の学校を出て、大手の会社で働いて、その間ずっと適度に(笑)頑張ってきたつもりでしたが、自然農に出会い、「俺って、どんなに無駄なことをして生きてきたんだろう」と思うようになりました。本当の賢さって、誰かが設定した目の前にある課題を上手にクリアできる能力ではなく、本当に必要なことだけにいつもフォーカスしていられる能力ではないかと考えるようになりました。


学校での成績、スポーツや芸術面での活躍、職場での出世など、本質的にはこんなの全部なくても人間は生きていけるはず。なのに、人間はどれだけのリソースをこれらのもののために費やしているのか?そしてそれは何のため?誰のため?


ギフテッドは本質を見る力を持っているはず。ギフテッドの子供たちには出来るだけ早くその力を磨き、この世界の本質に気付いてもらいたい。見える景色は私と同じではないかもしれないけれど、遮る物のない、澄んだ景色を見て欲しい。