ギフテッドの集い

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ギフテッドとナルコレプシー

こんにちは、やすくんです。


先日、ギフテッドとナルコレプシーに相関があるかもしれないとの記事を投稿しましたが、追加のリサーチにより、更に確信を得ました。とある研究では、調査したナルコレプシー患者の35%もがIQ130以上であったと言う結果も出ており、これは人口全体に占めるギフテッドの割合(3〜5%程度)よりも大幅に多いことが分かります。


ナルコレプシーは2つのタイプ(NT1とNT2)に分けられ、NT1はカタプレキシー(喜怒哀楽の感情によって力が抜ける症状)を伴い、NT2はカタプレキシーを伴わないか、もしくは、とても小さな症状しか伴いません。ナルコレプシーに関する情報を日本語のサイトで調べると、この2つの区別が無く、カタプレキシーと言う言葉も出てきませんので、あたかも、ナルコレプシーには力が抜ける症状が常に伴うのかなと勘違いするようなこともありますが、英語のサイトでは、はっきりと区別されていることが多いです。最初、日本語のサイトで過眠症について調べていたやすくんは、カタプレキシーの症状がほとんどないため(手の力が時々抜けるけれど、大したレベルでは無いのでそれがカタプレキシーだとは思わなかった)、ナルコレプシーではないと思いました。(実際はNT2と言うことです)


ナルコレプシーを発症するタイミングは人それぞれの様で、11歳で発症した女性もいれば、やすくんの様に大学生くらいから徐々に症状のレベルが大きくなってきた人もいます。やすくんの場合、車の運転中に症状が出て怖い思いをしたり、仕事の会議中に眠りに落ちて怒られたり、人前でプレゼンテーションしている時に立ったまま眠りに落ちたこともあります。過眠症以外にも、REM睡眠の割合が多いため、しっかり休めないことや、夜間睡眠時にシャドーマン(と海外の女性が名付けた幻覚)を見たり、お腹の上に誰かに乗られたような感覚(金縛り?)に陥ったりします。


最近は、どれだけ前夜にぐっすり眠れても、朝の10〜11時頃から眠りに落ちることが多く、午後もやはり眠いです。根本的な治療方法が無いのですが、激しい運動をしている時や、とても興味があること(例えば、この記事を書くこと)をしている時なんかは眠くならないです。夜間の睡眠については、遮光性の高いカーテンを閉め、アイマスクをして眠ると、朝までぐっすり眠れるし、幻覚も見ません。


ナルコレプシーの症状を伴うギフテッド児はもしかしたら学校で居眠りをして、先生に怒られているかもしれませんね。日本ではギフテッドと言う概念も、ナルコレプシーと言う病気も社会でほとんど認知されていません。ギフテッド児達が学校で辛い思いをしないよう、これらの存在が社会に認知されたら良いなと思います。