ギフテッドの集い

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本を書いてみよう - ヒトの物語(2)

こんにちは、やすくんです。


以前、「本を書いてみよう」と言う記事を投稿しました。
自分から見える世界を表現してみようと思います。一度に書くのはしんどいので、連載形式で挑戦します。


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ヒトの物語(2)


すっきりと纏まった部屋。
本棚には綺麗に整頓された沢山の本がある。歴史、経済、科学、哲学、趣味のスポーツ関連など、街の大型書店で見つけた面白そうな書籍は手当り次第購入し、読んでいる。インターネットが普及し、無料の情報が溢れる時代となったが、書籍を購入する頻度はむしろ増えている。


彼は最近、「生命の起源」と言う書籍を読んだ。それによると、地球の最初の生命は実は地球で誕生したのではないかも知れないとのことだ。それではどのように誕生したのか?専門家によると、それは隕石に乗って地球外から飛来したのではないかと考えられている。それではその生命はどこで誕生したのだろう?20世紀に始まった宇宙探索は、いつの日にかその答えを見つけ出すのだろうか?


地球外からの生命飛来説に興味を持った彼だが、同時に、根本的な疑問にぶつかった。「そもそも生命って何なんだろう?」インターネットで調べてみたものの、実は、生命の定義は哲学においても、生物学においても定まっていない。生命には各者各様の定義がある。定義の例として、細胞を有している事、自己増殖出来る事、物質代謝出来る事などが挙げられる。この定義に従うと、細胞を持たず、自分だけで増殖出来ないウイルスが生命ではないと言う事になる。


「ウイルスは生命じゃないの!?じゃあ、何!?」インターネットで偶然見つけた記事を読み彼はとても驚いた。ウイルスは一見、まるで生命の様な振る舞いをするからだ。遺伝子も持っているし、増殖もする。細菌が生命を有すると言うのであれば、ウイルスも十分、生命を有するようにしか見えない。


すっかりグラスの外側が結露したアイスコーヒーを手に取り、一息つく。生まれて初めてコーヒーを口にした時は苦いとしか思えなかったが、何度か飲んでいるうちに慣れた。良薬は口に苦しと言うが、苦みを持つモノには薬もあれば、毒もあるらしい。まるで、人生の経験と同じだ。


グラスから本棚に目を移す。そこに、生物学の研究でノーベル賞を受賞した大学教授の著書があることに気付いた。読みかけだった事を思い出し、本棚から取り出して、栞の挟んであったページを開く。そもそも遺伝子とは何なのか?そこにヒトの存在する理由を解き明かすヒントはあるのだろうか?


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初めてなので文章はぎこちないですが、こうやって何かを考えるのってとっても楽しいです。どんどん自分の世界を表現していくのだ!